性的障害について

多発性硬化症と性的障害

性的機能については、不随意神経系の一部がある程度関与しています。

 

つまり反射的に起こるものですが、多発性硬化症ではこの反射経路に障害を与えることがあります。

 

すると性器は感覚障害を引き起こす事で、正常な感覚がなくなってしまうことがあり、この性的障害は多発性硬化症においては、排尿障害と同じようによく見られる症状となります。

 

しかし多発性硬化症の治療を進めていく中で、例え性的障害が見受けられていたとしても、医師も患者もこのことについて話し合うことはありません。

性的障害の治療は?

多発性硬化症で性的障害があったとしても医師と患者による話し合いは行われません。

多発性硬化症で見られる障害の多くが、病気そのものの症状に関連していることから、単純に心理的な問題であるわけではないのです。

 

とはいうものの、これは一概にそうだと言えるものではありません。

もしかしたら心理的な要因も多発性硬化症の障害に影響を与えている可能性がある場合もあるのです。

 

また最近では性交能力に支障をきたしている男性に対し、クエン酸シルデナフィルを使用し良い結果が出ています。

 

しかしこれはあくまでも性交能力に支障をきたしているというだけで、多発性硬化症の人に対し有効であるとするものではありません。

未だこれについての試験が行われていないのです。

 

そのためクエン酸シルデナフィルでは、心疾患がないこと、硝酸類など決められた種の薬を服用、使用していないことなど、これらの条件をクリアしていなければ安心してこの薬を使用すことはできません。

 

また多発性硬化症になった女性の中に、性器に不快な感覚が見られるというものがありますが、こちらについては特異的に治療することは不可能とされています。