うつ病や排尿障害について

多発性硬化症とうつ病について

多発性硬化症を発症する年代と同じ健常人の約7倍とされるほど、多発性硬化症でうつ病は多くの人に見られる症状のひとつです。

 

とはいっても他の慢性的な衰弱性疾患と比べると決して多いとは言えません。

 

ただ、そのうつ病が病気に対し反応する「反応性うつ病」であるのか、それとも多発性硬化症によるものであるかについては、疑問視されることが多いのですが、どちらかといえば、反応性うつ病の方が多いとされています。

 

そしてうつ病がどの程度であるかによって対応策は異なり、中には心理療法を何度も行わなければならないこともあります。

そのため明るく前向きな家庭環境であることが重要となります。

 

そこで多発性硬化症の患者団体では、患者本人とその家族が利用できる相談窓口が用意されています。

多発性硬化症と排尿障害について

多発性硬化症の炎症性病変により、脳または脊髄の一部分が障害を受けた場合、排尿障害が引き起こされます。

中でもよく見られる症状として、「尿を長い時間ためておけない」というものがあります。

 

そのため感じる尿意は突然で非常に強く、その時にすぐトイレへ向かうか、またはそのまま尿漏れといった失禁をしてしまったり、中には排尿が自分の意思ですらできなくなる人もいます。

 

このような場合、カテーテルを尿道から膀胱まで入れることで膀胱を空にする「自己導尿」という処置が必要になります。

 

そんな排尿障害がみられる場合の治療では、尿路感染を起こさないことがまず第一です。

また既に尿路感染がある場合には、それに対しての治療も行われていきます。

 

また多発性硬化症で排尿障害が有る人の中で、最もよく見られる症状に切迫性尿失禁と呼ばれ、トイレまで堪えられずに尿が出てしまうというものがあります。

これについては、薬物療法や訓練が行われることで治療されます。

 

こうした訓練では、排尿の間隔を意識的に長くしていきながら排尿について記録が行われ、また軽症であれば睡眠前の摂取量を減らしたりするなど水分摂取の習慣を変えることで効果を得られることがあります。

 

しかし排尿障害については、排尿をコントロールできる医薬品はありません

そのため膀胱内に残っている尿量が多い時にはカテーテルによる排尿を日常的に行っていくことになります。

 

これは抵抗がある人も多いと思いますが、実際には社会的制限が少ない生活を送れている人がたくさんいます。

 

そして腹圧性尿失禁が見られる場合、骨盤底筋訓練が効果的です。

 

この尿失禁は咳をするだけで尿漏れが見られるなど、主に高齢の女性に多く現れる症状となります。

 

そこで骨盤底訓練では、骨盤底筋訓練を行うことで排尿コントロールの改善を図ることができます。


このように多発性硬化症で排尿障害がみられる場合、それぞれに適した治療が行われます。

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