検査方法について

多発性硬化症の検査

多発性硬化症は未だハッキリとした原因が解明されておらず、病名の特定が困難であることから、厚生労働省特定疾患(難病)のひとつとされています。

 

そんな多発性硬化症を発症している場合、脳の病変部位に炎症が見られます。

 

そのため多発性硬化症の検査では、脳脊髄液の炎症反応の有無を調べることが重要となります。

 

そしてこの炎症反応を調べるために腰から針を刺して脳脊髄液を採取するための方法となる腰椎穿刺(ようついせんし) と呼ばれる検査が行われます。
この検査は痛みを伴う他、中にはこの検査をした後に頭痛を訴える人もいます。

 

ちなみに急性期の多発性硬化症の場合、以下それぞれが増加するなど炎症を反映した所見が見られます。

 

  • リンパ球の数
  • 蛋白質
  • 免疫グロブリンIgG

核磁気共鳴画像(MRI)検査と血液検査

最近では核磁気共鳴画像(MRI)という検査により多発性硬化症の病巣を調べることができるようになりました。これによって多発性硬化症の診断も以前に比べ容易になっています。

 

そしてMRIにより脱髄病巣がある場合、T2強調画像及びフレア画像を確認すると白くうつります。また急性期の病変についてはガドリニウム(造影剤)を注射することで、それが漏れ出し白くうつるため多発性硬化症の病変を調べるためにMRIは非常に有効な検査となります。

 

その他、血液検査では白血球の数が少し増える場合があるくらいのものなので、時にこれは多発性硬化症であるか否かの判断材料として見合わない結果になることがあるため、一般の血液検査で診断されることはありません。

 

視神経脊髄型の多発性硬化症と診断されるための血液検査では、一般のものより詳細な内容により行われ、4抗体があるか否かが確認され、その結果を受けてそうであると診断がくだされることになります。

 

あとは神経伝達速度を測るための誘発反応検査がされるなど、これら複数の検査と問診などと合わせて多発性硬化症であるか否かが診断されます。

 

また自覚症状について一番よくわかっているのは本人ですから、診断の時には自覚症状をより的確に医師に伝えるようにしましょう。このように多発性硬化症の検査については以上となります。

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