症状の進行について

多発性硬化症の考えられる原因

多発性硬化症の原因は未だ解明されていませんが、考えられる原因として、ウイルスや細菌といったものから体を守る役割を担うリンパ球などの免疫系が、異常を起こし中枢神経系や視神経を障害しているとされています。

 

本来体を守るはずの役割を担っている免疫系の異常が原因となる病気を「自己免疫疾患」といいます。そして多発性硬化症では神経を覆い保護している髄鞘(ずいしょうまたはミエリン)で損傷や破壊が起こることで、視神経を始め脳や脊髄また体への神経伝達に支障をきたしているとされています。

多発性硬化症の原因は様々です

多発性硬化症で見られる症状は、障害を受けた脳や脊髄また視神経のそれぞれの部位によって実に様々です。そこで多発性硬化症の主な症状は以下になります。

 

  • 疲労
  • 四肢の脱力あるいは麻痺
  • しびれ
  • 喋りにくくなる
  • 歩行・運動の機能障害
  • 嚥下(えんげ)困難
  • 括約筋障害
  • 感覚障害
  • 眼筋麻痺
  • 視力障害
  • 視神経萎縮
  • 企図振戦
  • 失調症
  • 深部反射亢進
  • 病的反射
  • うつ
  • 認知機能の低下

 

など様々な症状が現れます。中でもうつや認知機能の低下については、最近になって問題視されている症状のひとつです。このように様々ある症状の程度には個人差があり、軽症から重症まで多岐に渡ります。

 

更に進行スピードにも個人差があるもので、発症後数年以内と急速に進行しそのまま重度の機能障害になる人もいれば、逆に症状が現れても進行スピードがゆっくりな人もいます。

 

 

日本人によく見られる多発性硬化症は?

日本人によく見られる多発性硬化症のタイプは、「再発・寛解(かんかい)型」となります。こちらは何かしらの症状が現れる再発期と、症状が比較的落ち着いて進行がみられず安定している寛解(かんかい)期を繰り返すタイプとなります。

 

そしてもし再発しても症状が現れた初期の段階で専門医による適切な治療を受けることができれば、再発する前の状態にほぼ完全に回復可能なのですが、それを放置すること後遺症が残ってしまうことになります。

 

またこのタイプの多発性硬化症で何度も繰り返し再発が続いていくと、その症状や障害が徐々に残っていくことになります。

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