多発性硬化症とは?

多発性硬化症とは?

多発性硬化症という言葉をご存知でしょうか。

この多発性硬化症とは、男性より若い女性によくみられる原因不明の神経疾患です

 

そんな多発性硬化症の患者数は世界で約250万人、そして日本では約1万2千人とされています。また多発性硬化症を発症すると脳や脊髄、中枢神経系のひとつである視神経に病気による何かしらの障害が多発性に現れます。

 

そして神経症状には、四肢麻痺、失明など様々なものがあり、これらの症状が一度に起こり、多発性硬化症を発病した多くの人がその後10年ほどで車いすまたは寝たきりの生活を強いられることになります。

 

また髄鞘(ずいしょう)と呼ばれる神経機能を支える鞘状の被膜があるのですが、多発性硬化症では20代後半〜30歳頃を起点に、脳や脊髄などにあるこの髄鞘が多発性に崩壊することで神経機能に支障をきたすことになります。

 

こうして多発性硬化症を発病後、約半年〜2年に1度のペースで髄鞘が崩壊していくことで、進行性に神経機能が失われていきます。

多発性硬化症の分類

多発性硬化症は、病変によって「古典型MS」と「デビック病・視束脊髄炎(NMO)・長大な脊椎病変を持つMS」のこれら2つに大別することができます。

 

古典型MS

大脳や小脳、視神経、脊髄に病変が見られる。

デビック病・視束脊髄炎(NMO)・長大な脊椎病変を持つMS

脊髄病変が3椎体以上の長大な脊椎病変を持っている。また「Aquaporin-4抗体陽性」のいずれかが見られる時、このように診断されます。

 

多発性硬化症は上記のように病変により2つに分類することができます。

まず古典型MSは更に以下の3つに分類することができます。

 

1.寛解再発型MS(RRMS)

再発増悪後、症状の進行が見られない寛解期(かんかいき)がある。

 

2.二次進行型MS(SPMS)

初期段階で再発型、その後、1年以上に渡って持続する進行。

 

3.一次進行型MS(PPMS)

発症した時から持続的な進行が見られる。

 

*2と3は、急性増悪とその後の改善が例え重なったとしても、1ヶ月以内に慢性進行期へと再び戻ってしまいます。

 

そして「デビック病・視束脊髄炎(NMO)・長大な脊椎病変を持つMS」では、強度な視力障害や対麻痺になることが多く、車いすの生活を余儀なくされる他、再発を頻繁に繰り返し二次進行型に移行するのは稀なケースとなる。といった特徴があります。

 

このように多発性硬化症は、病型により上記のように病変の現れ方が異なるため治療法もそれぞれで異なります。

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